忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ジュディハピ!短編 六井湍 × 平田加奈子.Ⅰ(R15)

ED後の話。
※エンディング後の話が嫌いな方にはお薦めできません。
※エンディング後の話を現段階でも楽しめる方のみお読み下さいませ。






◆提供元:萌えシチュエーションbot
 年上の彼の帰りを待ってると帰って来て「いい子で待ってたか?」とネクタイを緩めながら聞かれ「子供扱い…」「馬鹿」顎を掴みキスされ「子供相手にんな事しねぇよ」大人の顔を見せたと思えば「後で膝枕してな」と子供の様な顔も自分だけに見せる年上の彼。

◆設定
 6先生と付き合い始めて数ヶ月。加奈子はまだ高校生。二人の仲を知っているのは親友の絵理だけ。
 告白は絵理の協力の元、加奈子から。禁断の恋だから学校には秘密です。バレたら大変!

◆注意
 6先生ブーム&絵師様の素敵イラストに感銘し衝動的に書き殴ってしまった短編です。
 本編のこととか丸っと無視して単にイチャイチャするだけの作品なので、6好きの人へのご褒美小説です。
 本編とこの短編が区別できない方は読むのを控えた方が宜しいと思いますので、ご注意ください。
 また、シチュエーション萌え話なので短いです。短くても許して下さい。




*****

 六井せん……じゃなくて、湍先生とそういう関係になってから随分と時間が経ったように思う。
 信頼が愛情になって『ああ、この人が好きなんだ』と自覚した時には既に抜け出せないくらい先生の事を好きになっていた。
 先生は教師で私は生徒。世間一般では『禁断の恋』だなんて言われているので私はこの気持ちを隠したまま卒業して学生時代の綺麗な思い出で終わらせるつもりだった。
 でも、唯一先生への私の気持ちを知っていた親友の絵理の計らいによって想いを重ねることができた。
 前からそうだったけど、きっと絵理にはこれから先もずっと感謝していくと思う。絵理が背中を押してくれなければ先生と両思いになんてなれなかったのだから。

「こんなところかな……?」

 先生の好きな料理を作り終え、私は壁に掛けられているシンプルだが上品な時計の時刻を確認する。
 実家ではなく学園から少し離れた所にあるマンションに一人暮らしをしている先生の部屋の合鍵をもらったのは、付き合い始めて一カ月だった頃だった。
 真っ暗な無人の部屋に自分が帰るまでに明かりを灯しておいてほしいと耳を真っ赤にして遠回しな言葉で許可をくれた先生の不器用な一面が胸をキュンとさせ、嬉しくて思わず抱きついてしまった記憶がある。
 放課後の誰もいない教室で、唇を重ねたのも同じ日だ。その日は私にとって一生忘れられない記念の日となった。
 初めてのキスは息苦しくて思考を奪い尽くすようなものだったけど、相手が先生だから恐くなんてなかった。ただただ、息をするのが難しくて先生に呆れられていないかを心配してしまった。
 ちゅっと音を立てて離れた唇が少し濡れていて、これが大人のキスなのだと頭で理解した時には二度目も既に奪われた後だった。
 鼻で息をするように教えてもらっても上手くできず、何度も待って欲しいと逃げる私を執拗に追いかけてくる先生に抵抗しても今度は息さえも呑みこまれた。


 その時のことを思い出すと、今でも頬に熱が集まって恥ずかしくなってくる。
 あれから色んなキスを教えてくれる先生に翻弄される日々だけど、そんな日常を幸せだと思っているので苦になんてならない。
 今はまだ私が学生だから私達の関係を公にできない。でも私が早く学園を卒業して先生と堂々と付き合えるようになれば、今よりもっとたくさんの幸せが待っていると思った。
 先生と比べてまだまだ子供だから早く大人になりたい。先生に相応しい大人の女性になって自信を持って先生の隣に並べるようになりたい。
 先生はきっと『背伸びなんてしなくて良い』『今の加奈子のままで良い』と優しく言ってくれると思う。でも、それではダメなのだ。
 先生が私を想ってくれるように、私も先生を想って先生のために何かできる最高の恋人でいたい。私の思い描いた幸せな未来に先生が居る限り、一緒に居られる方法を常に考えているのだから。
 それが、まず『大人になること』につながる。
 先生が私を子供扱いをすることが嫌いなわけじゃない。でもやっぱり早く大人になって先生に追い付きたい私は一生懸命背伸びをしてしまう。
 こんなことを先生には直接言えないけれど、いつかきっと大人になった私の魅力に気付いてもらうんだ!と私は一人意気込んだ。


 そんな時――、玄関の開く音がして湍先生が姿を現した。
 靴を脱いで玄関からリビングへ続く廊下を歩いてくる先生を迎えに行って、手にしていた鞄を受け取った。
 ふわりと笑った先生の顔に、また私の胸が恋に落ちる音を立てた。


「湍先生、おかえりなさい」
「ただいま、加奈子。良い香りがするけど今日も夕食を作ってくれたのか?」
「う、うん。台所を勝手に使っちゃってゴメンなさい」
「謝る必要なんてないさ。近い将来、ここに住むことになるから今の内に慣れておいて損はないだろ」
「え……? ここに住む?」
「高校を卒業したら俺と暮らそう、な。ちゃんとご両親にも挨拶に行って許可を貰うから心置きなく好きに使って良い」
「あの、あの、それって……」

 決定的なものではないけれど、そういう意味に取れる言葉で私の心臓を高鳴らせる先生。
 答えに困ってモゴモゴと口籠る私の頭を一度優しく撫でた先生は、クスッと小さな笑い声を漏らして自室へ足を進めた。
 スーツから普段着へ着替えるためだと思ったので追いかけるのは躊躇ったけど、自分が先生の鞄を手にしたままなのに気付いて慌ててその後を追いかける。
 開いたままだった先生の部屋の扉が、私が入ってくることを予測していたと言っている気がした。


「せんせ、い……! あの、」
「そう言えば加奈子、今日は早く学校を出たようだが何処かに寄っていたのか?」
「あ、お買い物に行っただけで特には。でもどうして?」
「ん? 俺の夕飯の支度をするまでどんな風に過ごしたのか気になっただけだ。その様子だと良い子にしてたようだな」
「……良い子って、子供扱いしないで下さい」

 小さな子供をあやすような口振りに、少しだけむっとした反応をしてしまった。
 早く大人になりたいと考えた矢先に受けた先生の言葉に、簡単に反論してしまうのは私が子供な証拠かもしれない。
 そんな私を見て先生はクスクスと笑うだけだった。結んだままだったネクタイをくいっと長い指でほどく姿が色っぽくて、こんな些細なことでも大人らしさを感じてまた悔しくなった。
 結局、この歳の差はいつまでたっても埋まらず私は常に先生を追いかけ続けなければならないのだ。
 いつか仕返ししてみせるから! と口に出さず心の中でだけそう決意して私は少し冷めてしまったであろう夕飯を温め直すために体の向きを変えた。

 ――……だが、歩み出そうとした足は後ろから私を抱きしめてきた先生によって無駄なものにされてしまった。
 耳に感じる吐息交じりの声に、身体の奥がむずむずと反応してしまう。


「馬鹿、子供相手にこんなこと出来るはずないだろ」
「ひ、ぁ! 先生、耳はダメ……っ」
「なら拗ねてないでコッチを向いてくれ。――お帰りのキス、まだだよな?」
「な――っ、いつからお帰りのキスなんて習か……んん~!!」

 そんな習慣はないはずだ、と言い終える前に先生の手によって強引に顔の向きを変えられ、これまた強引に私の唇に先生のそれが荒々しく喰いついてきた。
 体重を掛けて覆いかぶさってくる先生の身体を私が支えきれるはずもなく、へたくそな息継ぎで何とか意識を保っている私の足がふらついて予期せぬ方向へ傾く。

 しかしそれは先生にとって、計算されたもの以外の何物でもなかった。
 ドサッ、とベッドに深く沈んだ私の身体に間を置かず圧し掛かってきた先生の目は今までにない何かを含んでいた。
 はふはふと情けない音で息を整える私の視界に映る先生は、やはり私とは明らかに違った大人の男の人だった。

「今日は少し、ステップアップしようか」

 完全に解かれたネクタイが静かに私の隣に落ち、それに向かって何となく手を伸ばした私の腕を先生が容易く遮って自分の首へ回させる。
 すり寄った時とは違い、押し付けるように抱きこまれたことで先生の重さや逞しさが今まで以上に伝わって心臓が爆発しそうなくらい大きな音を立て始めた。

 この先の世界が恐くて不安で、だけど私を包みこんでくれるこの人のことがそれ以上に愛しくて。
 私はダメだと頭の何処かで理解しながらも、先生の首に回した腕に力を込めて、今度は私から先生に小さな口付けを送った。
 それが『YES』の意味だと先生に伝わりますように、と気持ちを込めながら……。
 また私の中で『忘れられない日』が追加された瞬間だった――。

6先生贔屓なことを言い訳などしない\(^o^)/
Twitterで萌えたシチュと絵師様の素晴らしいイラストから妄想が爆発して完成したお話でした。
読んで下さってありがとうございました!
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード